第Ⅰ部序論——バイアスとアルゴリズム
第Ⅰ部では、人間のバイアスを心理学的見地から解説するほか、AIシステムにおいてアルゴリズムがどう開発、活用されているのかも紹介します。さらにここでは第Ⅱ部以降で頻繁に言及する用語や枠組みも説明します。
第Ⅰ部は次の5つの章で構成されています。
- 1章 アルゴリズミックバイアスとは
- アルゴリズムとは? バイアスとは? どのようなものなのか、その概略を紹介します
- 2章 人間による意思決定で生じ得るバイアス
- 人間のバイアスを心理学的見地から解説するほか、意思決定の過程で生じる人間自身のバイアスについて説明します。というのも、アルゴリズミックバイアスはさまざまな形で人間自身のバイアスを映し出しているからです
- 3章 アルゴリズムとバイアスの排除
- まず、アルゴリズム(プログラム)を作った経験がまったくない読者を主な対象として、アルゴリズムについて解説します。続いて、人間自身のバイアスを意思決定の過程から排除する上でアルゴリズムがどのように役立つのかを見ていきます
- 4章 モデルの開発
- この本の読者の多くがデータサイエンティストではなく、その分野では素人である点を念頭に置いて、アルゴリズム(モデル)の開発現場の舞台裏を紹介します
- 5章 機械学習の基本
- 4章と同様、一般の皆さんを念頭に置いて機械学習の概要を説明します
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