4章クエリーの基礎

「クエリー」とはSELECT文の別名であり、6個の主要なで構成されます。この章では、次のそれぞれの句について詳しく解説します。

  1. SELECT
  2. FROM
  3. WHERE
  4. GROUP BY
  5. HAVING
  6. ORDER BY

このほかに、MySQL、PostgreSQL、SQLiteでサポートされているLIMITについても解説します。

この章のコード例では、次の4つのテーブルを使います。それぞれの定義と内容については、「付録A サンプルテーブルの定義と内容」を参照してください。

waterfall
ミシガン州のアッパー半島に存在する滝
owner
滝の所有者
county
滝が存在している郡
tour
複数の立ち寄り先(滝)で構成されるツアー

次に示すのは、6個の主要な句を使ったサンプルクエリーです。その後にクエリーの結果が続いていますが、これは結果セット(result set)とも呼ばれます。

-- 一般公開されている2つ以上の滝を巡るツアー
SELECT   t.name AS tour_name,
         COUNT(*) AS num_waterfalls
FROM     tour t LEFT JOIN waterfall w
         ON t.stop = w.id
WHERE    w.open_to_public = 'y'
GROUP BY t.name
HAVING   COUNT(*) >= 2
ORDER BY tour_name;
tour_name  num_waterfalls
---------- ---------------
M-28                     6
Munising                 6
US-2                     4

データベースに対してクエリーを実行することは、データベースから(通常は1つまたは複数のテーブルから)データを検索することを意味します。 ...

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