第Ⅰ部加速
本書の第Ⅰ部は、プログラミングの物語を中心にざっくりとした構成になっています。サンプルコードは、最初のファイルの作成から、最初の機能の完成まで、サンプルコードベースに沿っています。
最初はコードの変更について詳細に説明しますが、章が進むにつれて詳細は省いていきます。サンプルコードの目的は、紹介するさまざまなプラクティスやテクニックのコンテキストを与えることです。
省略した部分の詳細が知りたければ、Gitリポジトリを参照してください。コードリストには、ソースを識別するためのコミットIDを含めています。
第Ⅰ部に関係するコミット履歴はとても洗練されています。Gitの履歴を読むと、私がまったくミスしていないように見えるかもしれませんが、そんなことはありません。
人間はミスをします。私も読者のみなさんと同じようにミスします。でも、Gitの素晴らしい機能の1つに、履歴の書き換えがあります。私はリポジトリのこの部分を何度もリベースして、自分が望む形になるように洗練したのです。
自分のミスをカバーするためにしたわけではありません。リポジトリから学びたい読者にとっては、自分のミスというノイズを取り除いたほうが勉強になると思ったからです。
サンプルコードは、プラクティスを紹介する流れに沿った物語になっています。本書の第Ⅰ部では、コードが何もないところから、デプロイされた機能へと加速するまでの様子を見ていきます。たとえ、新規の開発に取り組んでいない場合でも、効率を高めるためにここで紹介するテクニックを使えるはずです。
Get 脳に収まるコードの書き方 ―複雑さを避け持続可能にするための経験則とテクニック now with the O’Reilly learning platform.
O’Reilly members experience books, live events, courses curated by job role, and more from O’Reilly and nearly 200 top publishers.