ステップアップJavaScript フロントエンド開発の初級から中級へ進むために

● STEP 4-4

undefined

　undefinedは「未定義」であることを示す値です。プログラムがエラーになった際によく出合うものとして、undefinedを認識している方も多いかもしれません。例えば以下のようなエラーメッセージはコードを書いている時によく出合うでしょう。

Uncaught TypeError: Cannot read property 'toString' of undefined

　これは値がundefinedの変数に対して、toString() を呼び出そうとした場合に起こるようなエラーメッセージです。

　ここではそんなundefinedについての理解を深めましょう。

undefinedになるケース

　下記のような時に、undefinedになります。リスト4-4-01が具体例です。

　　●初期化されていない変数の値

　　●オブジェクトに指定されていないキーの呼び出し

　　●関数のreturnを書かなかった場合の戻り値

　　●引数のある関数を呼び出す時に引数を与えなかった場合の値

DEMO https://books.circlearound.co.jp/step-up-javascript/demos/step4/undefined

4-4-01　undefined.js

let isUndefined;

console.log(isUndefined); // => undefined

const ...