効率的なGo ―データ指向によるGoアプリケーションの性能最適化

2章効率的なGo入門

Goは効率的で、スケーラブルで、生産的です。Goを使って仕事をするのが楽しいと思うプログラマーもいれば、想像力に欠け、退屈だと思うプログラマーもいます。（中略）これらは矛盾する立場ではありません。Goは、Googleのソフトウェア開発で直面した問題を解決するために設計されました。その結果、画期的な研究用言語ではありませんが、それでも大規模なソフトウェアプロジェクトをエンジニアリングするための優れたツールである言語が誕生したのです。

Rob Pike, “Go at Google: Language Design in the Service of Software Engineering”

私はプログラミング言語Goの大ファンです。世界中の開発者がGoで実現したことの数々には、感銘を受けます。 数年前から続けて、Goは人々が好きな言語、学びたい言語の トップ5にランクインして います。 Apple、American Express、Cloudflare、Dell、Google、Netflix、Red Hat、Twitch など の大きなテック企業をはじめ、多くのビジネスで使われています。 もちろん、何事もそうですが、完璧なものはありません。私ももしできることなら、Go自体を変更したり、機能を削除したり追加したりすることでしょう。 しかし、あなたが夜中に私を起こして、信頼できるバックエンドのコードをすばやく書くように頼んだのなら、私はそれをGoで書くでしょう。 CLIはどうでしょうか。Goで書きます。すばやく、信頼できるスクリプトはどうでしょうか。これもGoです。 ジュニアプログラマーとして最初に学ぶべき言語は何でしょうか。Goです。 IoT、ロボット、マイクロプロセッサーのためのコードはどうでしょうか。その答えもGoです ...